めのうさとえすこな散歩

【めのうさとえすこな散歩】神在月 出雲大社 |「縁結び」の地、出雲に八百万の神々が集まる! 第9回 | これを知っておけば、参拝が10倍楽しくなる!16のポイント

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旧暦10月になると、神々がお集まりになられる地『出雲地方』より、こんにちは。
オンラインショップ担当の畑です。

大人気のパワースポットでもある出雲大社を中心に、神在月に行われる神事の日程や参拝方法、故事・由来などのお話を複数回にわたり紹介する企画…。
前回は、ご利益たっぷり「お砂」の入手方法と正しい参拝方法のお話をしました。

これまでも神在月に出雲大社で行われる神事についてや、御祭神であられる大国主命のことなどたくさんお話してきました。
読んでいただいた方は、出雲大社についてかなり詳しくなられたことと思います。

その上で、今回は「出雲大社参拝が、10倍楽しくなる!16のポイント」を紹介していきたいと思います。
これを知っておけば参拝時、ガイドすることで同伴者に楽しんでいただける…。
そして、同伴者にドヤ顔できる?…。

そんなおもしろポイントが多いので、各項目を簡単にお話していきます。
同伴者との会話の合間に挟んで、楽しい参拝をしていただけたらと思います。
ただ、しゃべりすぎは禁物です!
話が長いと嫌われるかも…。(笑)

ポイント1
正式には「出雲大社(いずもたいしゃ)」ではなかった…

「出雲大社」はあまりにも有名ですが、その昔は別の名称で呼ばれていたというのは、意外と知られていない事実です。
古代より明治時代に入るまでは、「杵築大社(きづきおおやしろ)」と呼ばれていました。
「出雲大社」へと名称変更がされたのは、1971年(明治4年)のことでした。
また、多くの方に「いずもたいしゃ」と呼ばれていますが、じつはこの呼び方は通称。
正式には、「いづもおおやしろ」となるのです。

ポイント2
なぜ旧暦の10月に八百万の神々は集まるのか?…

なぜ神様は旧暦の10月になると出雲の地にお集まりになられるのか?
疑問に思われる方もいるのではないでしょうか…。

これには諸説あります。
ひとつは『神議り(かみはかり)』をする為と言われていますが、八百万の神々を先導する龍蛇神とされる海蛇、ゼグロウミヘビが旧暦10月頃に実際に出雲の日本海の海岸に漂着することから、この時期に神々は海からやって来ると言われています。

もうひとつは、佐太神社には八百万の神々の母神であられる伊邪那美命(イザナミノミコト)のお墓があり、伊邪那美命(イザナミノミコト)は、旧暦の10月に亡くなったという説があるのです。
このことから毎年この時期に、八百万の神々は母神を偲んで訪れるとも言われています。
お墓参りです。

ポイント3
珍しい下り坂の参道の秘密

出雲大社の参道は大変珍しく、下り坂の参道となっています。
神社の中でも最も位が高い官幣大社(かんぺいたいしゃ)の中でも唯一、下り坂の参道となっているのだとか…。

なぜ、下り坂なのか?…。
参道を下っていくことで、必然的に頭が下を向き、頭を垂れることで神様に敬意を払ってお参りすることになるからとも言われています。
「へりくだることを参拝者に伝えるため」という意味もあるようですが…。
いずれにしても、人は『謙譲の心』が大事ということを教えていただいているような感じですね。

また、「勢溜の大鳥居」が出雲大社の中でも一番高い位置にあり、ここから下り坂を通って「気」や「エネルギー」が本殿の方へ向かって流れていくという説もあります。
「気」の流れに乗って参道をすすむわけですね。

ポイント4
知ってた?お相撲さんの神様の存在

意外と見落とされてしまいがちなのが、野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)です。
祓社(はらえのやしろ)を過ぎ参道を下っていくと、祓端(はらえのはし)が現れます。
その橋の手前を左に少し進むと、野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)が見えてきます。

この神社に祀られる野見宿禰命(ノミノスクネノミコト)は、天穂日命(アマノホヒノミコト)の14世の子孫であると伝えられ、第12代の出雲国造の子と伝えられています。

すごい怪力の持ち主であることが評価され、垂仁天皇の推挙によって相撲大会(捔力/すまひ=ちからくらべ)に出場することとなります。
そこで、それまで有名で日本中に名を轟かせていた「当麻蹴速(タイマノケハヤ)」という人物を見事に倒し、「相撲の神」として後世に名前を残していくこととなったのです。

こうして天皇に仕える身となった野見宿禰命(ノミノスクネノミコト)ですが、垂仁天皇の皇后の葬儀の際に、それまで行われていた殉死(古墳に家来たちを生きたままで埋める)の風習に代わり、埴輪の制を天皇にすすめたのです。
それから古墳には、人や馬の形をした埴輪を並べるようになったと言われています。

野見宿禰命(ノミノスクネノミコト)「相撲の神」は、本当にすごい方なのです!
平成の大遷宮の奉祝行事の折には、横綱による土俵入りも行われました。

ポイント5
お気に入りのウサギをみつけよう!

出雲大社を歩いていると、多くのウサギの像が目に飛び込んできます。
それぞれが、違った姿、格好をしていて見るものをとても和ませてくれます。

このウサギは出雲大社の奨学金制度を利用した方々から、お礼に贈られたことが始まりなのだそうです。
その数も現在では、約50羽にも及ぶのだとか…

お気に入りのウサギを見つけて、一緒に写真を撮るのもいいですね!

ポイント6
銅の鳥居は金運アップのパワースポット?!

出雲大社第四(最後)の鳥居が境内の入り口に立っています。
この鳥居は、毛利輝元によって寄進されたものが損傷したために、孫である毛利綱広によって1666年に再度寄進された青銅製のものです。
銅製の鳥居としては最古のものになります。

この鳥居には面白い話もあって、鳥居に触ると金運がアップするとも言われており、パワースポットにもなっているのです。
そのこともあって、皆さんが触るので鳥居の柱の下の方は黒く光っています。

ポイント7
学業成就と安産祈願ならココも忘れず立ち寄ろう!

銅の鳥居をくぐり境内に入ると左手に「牛の像」と「馬の像」があります。
牛と馬は神様の使いともされ、「神牛(しんぎゅう)」「神馬(しんめ)」と呼ばれます。

「神牛(しんぎゅう)」を撫でると学業成就、「神馬(しんめ)」を撫でると安産の御利益があると言われています。
頭の部分は撫でられすぎて、銅の鳥居と同じくピカピカに光っています。

ポイント8
ささやかれる天空の神殿説は本当なのか!?

神社の建築様式は大きく分けて2つあります。
「大社造(たいしゃづくり)」と「神明造」です。
その他の造りは全て、この2つ建築様式から発展したものとなっています。

出雲大社の本殿は「大社造」となっており、出雲地方独特の神社建築で、地面から床までが非常に高い特徴があります。
入口は屋根が妻になった側に付いているため「妻入り」と呼ばれています。

これに対して、「神明造」は伊勢神宮に代表される建築様式で、屋根が平になった側に入口が付いているため、「平入り(ひらいり)」と呼ばれています。

現在の出雲大社御本殿の高さは24mとなりますが、平安時代には48m、それ以前は96mの高さがあったと言われています。
まさに天空の神殿!

当時の建築技術では、これほどの高さの建築は不可能ではないかとも言われてきましたが、境内改修工事の際に三本を一組とする巨大な柱である宇豆柱(うづばしら)や心御柱(しんのみはしら)が、本殿南側の八足門の前から出土したのです。
かつて天空に神殿がそびえ立っていた証拠ともいうべきものが出たのです。

出土跡は八足門前の地面に、三本一組の巨大な柱をイメージしたかたちでマークされていますので実際に見て、その柱の大きさを感じてほしいです。

本殿はその高さゆえに、平安時代中期から鎌倉時代初期までの200年の間でも、少なくとも七度倒壊したという記述もあるようです。

ポイント9
御本殿屋根に注目!千木と鰹木は御祭神の性別を表す?

神社の御本殿の屋根には「千木(ちぎ)」、「鰹木(かつおぎ)」と呼ばれるパーツがあります。
出雲大社の「千木(ちぎ)」は、屋根の上に設置されているタイプで「置き千木」と呼ばれるものになります。

これら「千木(ちぎ)」や「鰹木(かつおぎ)」は、御祭神の性別を示していると言われています。
千木には外削ぎ(外側が削られている)と内削ぎ(千木の上部が平らになっている)があり、それぞれが以下のように表されます。
・外削ぎは男千木(おちぎ)で男神を示す
・内削ぎは女千木(めちぎ)で女神を示す

これに対して、鰹木は設置されている数によって御祭神の性別を表しているといわれています。
鰹木の数が示す性別は以下の通りです。
・鰹木の数が奇数…男神
・鰹木の数が偶数…女神

出雲大社の場合は、外削ぎで男千木(おちぎ)、鰹木(かつおぎ)が3本設置されているので、男神になるわけです。
そうです!大国主命は男神です!

ちなみに千木は長さが約8.3mで、総重量は500kg…
鰹木は長さ5.45m、重さ700kgもあるそうです。
とにかく超でかいです!

ポイント10
御本殿にいたのは、大国主命だけではなかった?!…

出雲大社の御本殿…
その中には、御祭神であられる大国主命が当然いらっしゃると思うわけですが、実は御本殿の中には御祭神の大国主命を含む、7柱もの神様がいらっしゃるのです。
それでは、中を覗いてみましょう…。

図を見ても分かるように、本殿中央の「心御柱(しんのみはしら)」と「宇豆柱(うづばしら)」、その左右を囲む側柱で大屋根を支えています。

本殿入口から見ると、「心御柱」から右側の側柱にかけて間仕切りがされており、御祭神を直接、見ることが出来ない構造となっています。
この構造からも、御祭神である大国主命は西側を向く形となっています。

そして、大国主命の前にあるのが御客座で、ここに5柱の神様がいらっしゃるのです。
1.天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
2.高御産巣日神(タカミムスビノカミ)
3.神産巣日神(カミムスビノカミ)
4.宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)
5.天之常立神(アメノトコタチノカミ)

これら5柱の神々は、「別天津神(ことあまつかみ)」とも呼ばれ、もともと一つであった天と地が分離した天地開闢(てんちかいびゃく)の際に生まれた神様であると言われています。

高御産巣日神(タカミムスビノカミ)と神産巣日神(カミムスビノカミ)は、以前紹介した「大国主命 サクセスストーリー」で登場しています。
特に神産巣日神(カミムスビノカミ)は、大国主命にとって恩人とも言うべき存在の神様ですね。
是非、こちらもご覧になられて下さい。

高御産巣日神 登場の神話
≪大国主命 サクセスストーリー 完結編≫

神産巣日神 登場の神話
≪大国主命 サクセスストーリー 第一部≫
≪大国主命 サクセスストーリー 第三部≫

もう1柱の神は「和加布都努志命(ワカフツヌシノミコト)」です。
和加布都努志命は、天津神へ捧げる作物を作るための田畑である天御領田(あめのみた)の管理者。
そして、大国主命の御子とされています。

大国主命を除く、これらの神々は参拝者に対してまっすぐ南側を向いているのです。
なんだか意味深で、考えてしまいます…。

なぜ大国主命は西側を向いているのか?…。
これにも諸説あるようです。

説.1)
親神である須佐之男命(スサノオノミコト)を祀る素鵞社が御本殿の後ろにあるので、背中を向けないようにした。
説.2)
本殿の構造上、御神座が西向きとなってしまう。
説.3)
神在月に稲佐の浜からやってくる神々をお迎えするため。(稲佐の浜は西にある)

ポイント11
最強のパワースポット「素鵞社(そがのやしろ)」に驚くべき力が!

御本殿の真裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」。
ここで祀られているのは八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した「須佐之男命・素戔嗚尊(スサノオノミコト)」です。
ここではご利益たっぷりの「お砂」がいただけるのと、社の裏側に最強のパワースポットがあることが、全国的にもメディア等を通して広まっているのは、あまりにも有名な話です。
この「お砂」の入手方法は、以前、別記事で紹介しておりますので、そちらも合わせてご覧になられて下さい。

≪素鵞社「お砂」の入手方法はこちら≫

強いエネルギーに満ち溢れ、最強のパワースポットとしても有名な「素鵞社(そがのやしろ)」ですが、社殿の一部に肩が当たると肩こりが治るとか?
地元で言われているお話のようですが、信じるか信じないかは…。
そんな感じです…。
でも、人の目をはばかることが必要ですね!

ポイント12
聖なる山々に囲まれた出雲大社…その麓にいるのは…?

出雲大社の北側には、出雲大社の御神山で八雲山と呼ばれ神々が住み、力が宿る神聖なエリアがあります。
聖域として禁足地となっており、山に入ることは許されていません。

出雲地方には「神奈備山・神名備山(かんなびやま)」と呼ばれる山があります。
「なびる」という言葉は「お隠れになる」という意味で、神様がお隠れになるお墓のような、お祀りの場所だったようです。
この神奈備山として選ばれている山には、三角形であるという共通点があります。

禁足地「八雲山」の東西を見渡すと、御本殿の左右にも御神山ともいうべき神奈備型の小山があるのです。
それらの山は鶴山亀山という、なんともめでたい名前で呼ばれています。
それぞれの山の麓には出雲国造である千家・北島両国造家の邸宅(国造館)があるのです。

八雲山の麓には出雲大社が…。
もっと掘り下げて見てみると、「素鵞社(そがのやしろ)」に祀られる須佐之男命(スサノオノミコト)がいらっしゃる。
そして、鶴山の麓には千家家、亀山の麓には北島家がいらっしゃるのです。
うーん…、なんとも深く…、考えさせられます。

ポイント13
出雲大社の大注連縄はけた違い!その特徴にも理由があった…

出雲大社の大しめ縄は、国内最大級であることは有名です。
出雲大社を参拝されると、意外と勘違いされやすいのが拝殿の注連縄です。

それもそう!拝殿の注連縄は、長さ6.5m 重さ1tと、かなりの大きさを誇ります。
これでも驚くサイズ感なのですが、本命は出雲大社神楽殿の大注連縄です。
神楽殿の大注連縄は、長さ13.6m 重さ5.2tで、更にケタ外れの大きさとなっています。

そして、出雲大社の注連縄には特徴があります。
注連縄は一般的に、神様に向かって右方を上位にして綯われるのですが、ここ出雲大社では、古来より左方を上位右方を下位として綯われるのです。
これは「大黒じめ」と呼ばれています。

なぜ左右逆に張られているのか?
それは、御本殿内の客座五神の並びに理由があったのです。

最も尊い、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)が一番左に祀られています。
神社神道では神様に向かって右方を上位、左方を下位とするのが一般的なのですが、このことからも分かるように、出雲大社では左方が上位となるわけです。

また、神様へお供え物も上位のお供え物は向かって左、下位のお供え物は向かって右へ進める作法となっているそうです。

ポイント14
古の天空の神殿!その高さを肌で感じることが出来る!!

出雲大社に参拝に来て、あたりを見渡すと国旗が普通に目に入ってきます。
そこにあるのが自然なようで、意外と気に掛けない方も多いようです。

実は、この国旗は日本一の大きさであると言われています。
その大きさは縦9.0m×横13.6mで、重さ49㎏もあるそうです。
なんだか、パっとイメージがつかめるような、つかめないような感じでもありますが…。
畳に例えると75畳分の大きさにもなるそうです。

国旗の大きさにも驚いて欲しいところですが、ここで注目していただきたいポイントが他にもあるのです。
それは、国旗掲揚ポールの高さ。
このポールの高さは、なんと47mもあるのです!
あまりにもの高さゆえに当然ですが、国旗を掲揚する際はワイヤーを使って電動で掲げられるそうです。
ここでピンときた方もいらっしゃると思いますが、48mあったと伝わる平安時代頃の御本殿の高さよりも、ちょっとだけ低めにつくられているのです。

国旗を見上げて、この高さに御本殿があったのかと思うと本当に驚かされます。
そして、本殿へとつながる階段は109mにも及んだそうです。
まさに天空の神殿ですね。

因みに第一の鳥居である宇迦橋の大鳥居は、新たな参道として整備された神門通りを彩るためと、大正天皇の即位をお祝いして1915年(大正4年)に23mの高さで建てられました。
現在の御本殿の高さが24mなので、その高さを超えないように少し低めに抑えられているようです。

中央の額は畳6畳の大きさにもなり、この鳥居を見上げるだけでも、国宝でもあり、神社として日本一の高さを誇る、現在の御本殿の大きさを感じることができますね。

ポイント15
神秘的な御神木に出会える場所

出雲大社で是非ご覧になっていただきたい、もっとも印象的な木があります。

出雲大社のすぐ東側にある北島国造館を越えて、社家通りを更に東に進んでいくと、左手に大国主命の恩人である神産巣日神(カミムスビノカミ)を祀る神社への入口が見えてきます。
ここは「命主社(いのちぬしのやしろ)」で、出雲大社の境外摂社です。

地元では子供の成長を見守り続ける神社と言われており、「いのっつぁん」の愛称で親しまれているそうです。
そして、子供が生まれて100日目になると、この神社に親子揃って参拝するという風習もあるのだとか…。

ここにもっとも印象的な木があるのです。
そう!御神木です!
社殿の前に樹齢1,000年ともいわれるムク(椋)の御神木があるのです。

この御神木はとにかく迫力満点で、その佇まいに圧倒されるのです。
高さが17m、根元まわりは12mにもおよび、板状の根が発達して2mも根上りした樹相と、
表面に数多く見られる瘤状の隆起にすさまじさを感じます。

まさに命の主!
生命力を間近に感じ、パワーを分けてもらえるような気がします…。
この見事な御神木は、1976年(昭和51年)に島根の名樹に指定されています。

また、「命主社(いのちぬしのやしろ)」の真裏にある真名井遺跡からは、日本でも最高品質と思われる大変美しい翡翠(ヒスイ)の勾玉が出土しています。
そして、これは糸魚川産の翡翠(ヒスイ)の可能性が高いと見られています。
このことからも当時、北陸と交流があったことを物語っており、神話ともしっかりリンクするのです。

この勾玉は重要文化財に指定され、出雲大社の神宝として出雲大社(宝物殿)にて大切に保管されています。
出雲大社への御参拝の際には宝物殿もご覧になってみてはいかがでしょうか?

≪北陸と交流があったことを物語る神話はこちら≫
≪5億年太古の石『糸魚川ヒスイ』はこちら≫

ポイント16
4種類もいただける!?出雲大社の御朱印

出雲大社の参拝時、御朱印は3か所、合計4種類をいただくことができます。
①出雲大社拝殿裏 社務所
②出雲大社 神楽殿

③北島国造館
北島国造館の御朱印は出雲教と天神社の2種類。
〈出雲教…大国主大神を祀る御神殿の御朱印〉
〈天神社…少名毘古那神を祀る天神社の御朱印〉

また、神在月には『神在月限定御朱印』もいただくことができます。

御朱印授与所の受付時間は、出雲大社と北島国造館とでは異なっているので注意が必要です。
【受付時間】
出雲大社
3月~10月  6:00〜20:00
11月~2月   6:30〜20:00

北島国造館 9:00~16:00

近年では、御朱印集めがブームにもなっていますが、縁結びの神様でもある出雲大社の御朱印を携帯電話の待ち受け画面に設定するのもいいですね。
見る機会も増えて、恋愛運アップにつながるかもしれませんよ…。

★合わせ技★
外せない『美穂神社』!両参りで御利益アップ!!

島根のパワースポットと言えば「出雲大社」ですが、まだ他にもあるのです。
松江市美保関町にある美保神社(みほじんじゃ)
その見どころは大社造の建物を二棟並べて繋いだ特殊な形式「美保造」または「比翼大社造」とも言われています。

右殿には大国主命の御子である事代主神(コトシロヌシノカミ)、左殿には大国主命の后である三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)が祀られています。
そして、ここ美保神社は、全国各地にある事代主神を祀る「ゑびす社」の総本宮です。

ここでは朝は8:30から『朝御饌祭(あさみけさい)』、夕方は15:30から『夕御饌祭(ゆうみけさい)』という神恩に感謝する祭典が、毎日2回おこなわれ、神楽が奉納されます。
神楽は日によって巫女舞の場合と、太鼓・笛のみの場合があるそうですが、美しい巫女舞をその目で確かめてみてはいかがでしょうか?

昔から島根では、親神である「出雲大社」から妻と子の神様である「美保神社」の順で両参りをすれば、縁結びのご利益がさらに増すと言われているとか…。


今回は「出雲大社参拝が、10倍楽しくなる!16のポイント」を紹介しました。
これらの事を知っておけば、自分のみならず一緒に参拝する仲間を楽しませてあげられるのではないでしょうか?…。

出雲大社の参拝が、よい思い出となり皆様に素敵なご縁がむすばれますように…。

≪関連記事はこちら≫
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「縁結び」の地、出雲に八百万の神々が集まる! 第2回 | 大国主大神はどんな神様?
「縁結び」の地、出雲に八百万の神々が集まる! 第3回 |「大国主命 サクセスストーリー 第一部」
「縁結び」の地、出雲に八百万の神々が集まる! 第4回 |「大国主命 サクセスストーリー 第二部」
「縁結び」の地、出雲に八百万の神々が集まる! 第5回 |「大国主命 サクセスストーリー 第三部」
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