鉱物と暮らしのアイデア帳

【鉱物と暮らしのアイデア帳】星座ものがたり 第6話 蟹座 ~星座にまつわるギリシャ神話と天然石~

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こんにちは。
オンラインショップ担当の畑です。

星座にまつわる神話を中心に
守護石となる星座石の紹介をしています。
前回は、双子座の神話と星座石の紹介をしました。
本日は、黄道12星座の中でも4番目にくる
『蟹座』について調べましたので、
紹介していきたいと思います。

蟹座をみつけるには?

春の夜空を見上げると、
双子座と獅子座の間に蟹座を見ることができます。
蟹座は、どの星も暗めな星座となっています。
一方、双子座と獅子座は
明るい星が多く目立つ星座です。
双子座の『カストル』と『ポルックス』
前回、紹介させていただきました。
双子座と獅子座を見つけることができれば、
その間に蟹座があるのが想像できると思います。
暗めな星たちなので
夜空の明るいところでは見つけにくいですが、
人工の灯りが少ないところであったり、
星がきれいにみえる山や海であれば
確認することができます。

蟹の甲羅『M44・プレセペ星団』が目じるし

蟹座を構成する星たちの中で、
目じるしとなるのは『M44・プレセペ星団』。
プレセペ星団は、
星がまばらに集まった天体で散開星団のひとつです。
蟹座の特徴はなんといっても、
この『M44・プレセペ星団』になるのです。
以前、紹介した牡牛座のプレヤデス星団(すばる)も
散開星団の仲間になるのですが、
プレセペ星団の方がより遠くにある天体のため、
肉眼ではぼんやりとした
雲のような光の固まりのように見えます。
このぼんやりとした光の固まりが、
蟹座の甲羅の部分あたります。

中国ではこの天体を
積尺気(ししき、せきしき)と呼び、
死者から立ち上る魂が
精霊となり集まっている姿だとされております。
なんとも不思議な気分になりますが…。
星がきれいに見える場所に行って、
実際に見てみないことには?…。ですよね。

ちなみに、このプレセペ星団。
星の集まりであると最初に発見したのは、
『ガリレオ・ガリレイ』だそうです。

蟹座の守護石となる星座石も
複数割り当てられております。
その中でも代表的なものとして
二つをあげさせていただきます。
それぞれに石の持つ意味合いもあるので、
一緒に下記でまとめております。

蟹座(キャンサー) 6/22~7/22
星座石・・・ムーンストーン、パール

【ムーンストーン Moonstone】

和名…月長石(げっちょうせき)
感受性を豊かにする、愛を育む、直感力・予知能力をもたらす

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【パール Pearl】

和名…真珠(しんじゅ)
子宝と安産、強い保護力で悪霊から身を守る、母性と貞節を育む

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☆蟹座にまつわる神話☆

蟹座の神話は
『ヘラクレス12の試練』の中で語られています。
このヘラクレス…。
ご存知の通り、ギリシャ神話に登場する
半神半人の英雄の中でも最大最強の存在です。
かなり有名なので、詳しくは知らない方でも、
名前は知っている!という方も多いことでしょう…。

ヘラクレスは以前、
『星座ものがたり 第4話 天の川銀河』の中でも
紹介させていただきました。
おもしろい話なので興味のある方は、
こちらも是非、ご覧になられてください。

そして、この蟹座の神話は女神ヘラの嫉妬から
はじまる話となっています。
女神ヘラ?
前回までを読んでいただいている方…。
おぼえていますか…?

そうです!
大神ゼウスの妻、ヘラです!

どうして、女神ヘラの嫉妬からはじまる話なのか…。
このヘラクレスの素性とは?

そうです!…。
このヘラクレスも、大神ゼウスの子だったのです。

(またしても、嫌な予感がします…。)
(嫌な予感しかしません!)

ヘラクレスは神と人間の間の子

大神ゼウスとミケーネ王女のアルクメネの間に
生まれたのがヘラクレスだったのです。
ヘラクレスは女神ヘラの子ではなかったのです。

(やっぱり、ゼウスはすごいです!)
(期待を裏切りません!)

ヘラクレスの誕生について…。
なぜアルクメネに子を生ませる必要があったのか?
なども流れで調べましたが、
なかなか面白い話もありました。

簡単にお伝えすると、大地女神ガイアが生み出した
ギガンテス(巨人族)は、
決して神々には倒すことができないため、
人間の力が必要となるのです。
大神ゼウスは来るべき巨人族との戦いに備え、
人間の乙女たちに自分の子供を産ませるのでした。

それは蟹座の神話とはまた別のお話になるので、
ここでは書きませんが、いつか機会があれば、
そのお話も紹介したいと思います…。

ヘラクレスの苦悩と12の試練

話をもどします…。
夫であるゼウスの浮気…。
その浮気相手との間に生まれる子供…。
嫉妬深いヘラは、おもしろいはずがありません。
当然、ヘラはヘラクレスを嫌っていました。

ヘラクレスにも妻と子供がおり、
幸せに暮らしていました。
ここで女神ヘラは恐ろしい行動にでるのです。
ヘラクレスを錯乱状態にさせ、
ヘラクレス自身に妻と子供を殺させてしまうのです。

正気にもどったヘラクレスは、
自ら手をかけてしまったことに気付き、
悲しみ、嘆き、その罪を償うために、
大神ゼウスに相談しました。
すると、ゼウスは
エウリステウス王のもとに行くよう指示をします。
そこでヘラクレスは12の試練を与えられるのです。

このヘラクレスに
与えられた試練の神話の中のひとつに、
カルキノスという大蟹がでてきます。
いよいよです!

レルネアの谷の怪物ヒドラ

『ヘラクレス12の試練』の一つが
怪物ヒドラの退治でした。
ヒドラは9つの首をもち、そのうちのひとつは
不死の能力をもっている大蛇の怪物で、
レルネアの谷の泉に住んでおり、
泉に毒を流して人々を困らせていました。

ヘラクレスは剣を振るって奮闘します。
次々と首を切り落としていくのですが、
ヒドラは絶命することなく
首はどんどん再生を繰り返すばかりです。
これでは、きりがありません。
ヘラクレスは一旦、引き下がることにしました。

今度は甥である、イオラオスの協力を得て、
一緒にヒドラの退治に向かいます。
そして、再び戦いは始まります。
ヘラクレスは前回同様に、
ヒドラの首を切り落としていきます。
しかし、今回は違いました…。
イオラオスがたいまつに火をつけ、
その火を切り口に押しつけると、
首は再生しなくなりました。
怪物ヒドラは火に弱かったのです…。

満を持しての登場!大蟹『カルキノス』

ここにまた、戦いの一部始終をみていた
1匹の大蟹がいました。
名前を“カルキノス”といいます。

(きましたっ!やっと出てきました…。)

カルキノスは、ヒドラと一緒に
この泉で仲良く暮らしていたのです。
ヒドラの窮地を救おうと突如あらわれ、
その大きなハサミでヘラクレスの足を挟みます。

(やります!カルキノス!)

しかし、ヘラクレスは
大蟹カルキノスが勝てるような
相手ではありませんでした。
これに怒ったヘラクレスは、
足を上げて踏み潰してしまったのです…。

(えっ…?おわりですか?)

おわりました…。

女神ヘラのはからい

最大最強の存在であるヘラクレスに果敢にも挑んだ、
この大蟹カルキノスの勇気と
友を助けようとする思いに女神ヘラは感動し、
天に上らせ星座にしたといわれています。

カルキノスを失い、
結局はヒドラもヘラクレスに破れ、
この時一緒にヘラが星座にしたと…。
うみへび座です。
この二つの星座は空で仲良く並んでいます。
女神ヘラの粋なはからいでしょうか…?

一説によると、この巨大蟹は
ヘラクレスを憎む女神ヘラが
ヒドラの加勢をさせるために
送った怪物だともいわれています。
また、この大蟹カルキノスと大蛇ヒドラは
異父兄弟であったとも…。

いずれにしても、仲間のために自分の力も顧みず、
偉大な力に立ち向かっていく姿が、
わたしにはとても勇敢でかっこよく思えました。

本日は、蟹座にまつわる神話と星座石を
紹介させていただきました。
蟹座の星のもとに生まれた方は、
星座石の意味合いにあるように、愛に溢れていて、
カルキノスのような勇敢さと強い意思を
持ち合わせているのかもしれませんね…。

(蟹座の星のもとに生まれた人で、
わたしの身近なところに
そういう人がひとりいます…。笑)

次回は黄道12星座の5番目にくる『獅子座』の神話を
紹介したいと思います。

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