鉱物と暮らしのアイデア帳

【鉱物と暮らしのアイデア帳】星座ものがたり 第10話 天秤座 ~星座にまつわるギリシャ神話と天然石~

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こんにちは。
オンラインショップ担当の畑です。

星座にまつわる神話を中心に
守護石となる星座石の紹介をしています。
本日は、黄道12星座の中でも
7番目にくる『天秤座』について調べてみました。
前回は、乙女座の神話と星座石の紹介をしました。
その中で、乙女座のモデルとなったのは、
いったい誰なのか?

モデルとなった3人の女性のうち、
農業の女神・デメテルと、
その娘・ペルセポネのお話をさせていただきました。

本日は乙女座のモデルとなった、
もう一人の女性である
『正義の女神・アストレア』のお話になりますが、
この『正義の女神・アストレア』の持つ天秤が
星座となっているのです。
というわけで、黄道12星座の中でも7番目にくる
『天秤座』について調べてみましたので、
紹介したいと思います。

天秤座の見ごろはいつ?探し方は?

天秤座は、春の星座と夏の星座の境にある星座で、
春の終わりから初夏にかけて見ごろを迎えます。
3等星と4等星からできている星座で、
乙女座と蠍座の間にあり、
四角い山のような形に星が並んでいます。
明るい星が少ない為、
見つけにくい星座ともいわれています。
おまけに天気の悪い梅雨時が見ごろとなる為、
うっかりしていると気がついた時には、
かなり西側に傾いてしまっている
なんて事もありがちです。

天秤座の見つけるには、乙女座の1等星スピカと、
蠍座の1等星アンタレスがよい目印となります。
この2つの星を結んで、中間あたり…。
少しだけ蠍座よりに、
ひらがなの『く』の字を裏返した様な形に並ぶ、
3つの3等星を見つけられると思います。
これらが天秤座を構成する
星々の一部となっています。
この3つの3等星から、
天秤座の星の並びをとらえたいところです。

天秤座の守護石となる星座石も
複数割り当てられております。
その中でも代表的なものとして
二つをあげさせていただきます。
それぞれに石の持つ意味合いもあるので、
一緒に下記でまとめております。

天秤座(ライブラ) 9/23~10/23
星座石・・・ペリドット、オパール

【ペリドット Peridot】


和名…橄欖石(かんらんせき)
聡明さを与える、恐怖心を取り除く

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【オパール Opal】


和名…蛋白石(たんぱくせき)
心に希望を与え、苦しみやスランプからの解放、
想像力・直感力の向上

〈オパールの商品はこちらをクリック〉

☆天秤座にまつわる神話☆


大神ゼウスと王妃テミスの間には、
アストレアという娘がいました…。

(ちょっと待ってください…。またゼウスです…。)
(またしても、新たな名の奥さんです!)

どうやら調べてみると、ゼウスが2番目に妻として
娶ったのが、女神・テミスのようです。

話を戻します…。
二人の間に生まれた娘・アストレアは、
ギリシャ神話において
正義の女神として描かれています。
そして、正義の女神・アストレアが持つ天秤は、
死者の魂を量り、
悪に傾いたものを冥界におくる役目を
果たしていたと伝えられています。

平和な日々の黄金時代


ギリシャ神話の世界では、
かつて『黄金の時代』と呼ばれ、
神々が人々と一緒に暮らしていた時代がありました。
そして、人々もまた神々を慕って暮らしていました。

一年中、春のように暖かく、穀物や果物がよく実り、
食べ物に困ることもありませんでした。
泉からは、ぶどう酒やミルクが溢れ出て川となり、
好きなときに好きなだけ
飲んだり食べたりできたのです。

当然、争いもなく平和な日々が続いていたので、
この時代のアストレアの天秤は
いつも「善」に傾いていました。

格差が生まれた銀の時代


時は流れ、銀の時代に入ると
地上には4つの季節が生まれました。

四季です…。
四季ができると、人々は暑さや寒さを凌ぐために、
家を建て始めたのです。
また、食料を得るために春には穀物の種を撒き、
秋には収穫をしなくてはならなくなりました。

そうなると、人々の間には格差が生まれ、
弱い者から作物を奪い、争うようになります。
まさに人類が歩んできた道と同じですね…。

地上で一緒に暮らしていた神々は、
そんな人間たちに愛想を尽かしてしまい、
次々と天界へと帰っていってしまったのです。

しかし、正義の女神・アストレアは違いました…。
そんな中でも、アストレアだけは地上にとどまり、
人々を見捨てず『天秤』を使って善悪をはかり、
悪を改めるよう諭し、
人々を正義に導こうとしたのです。

天秤皿が悪に傾く青銅の時代


さらに時代は流れ、青銅の時代に入ります。
人々は武器を作り、争うことが多くなっていきます。
人間の気性は荒くなり、
嘘をついたり暴力をふるったり…。
どんどん欲をかくようになりました。

それでも、正義の女神・アストレアは
諦めることなく、正義を説き続けるのです。

(神々は皆いなくなってしまったのに、
まだ頑張ってくれていたのですね…)
(アストレアは、本当に出来たお方です!)
(仕事をしていく現代社会にあてはめて考えると、
やはりアストレアまでの粘り、忍耐強さ、
諦めない心と寛容さが必要なのでしょうか…。)
(考えさせられます…。)

しかし、アストレアの思いは
人間に届きませんでした…。

(ひどい…。)

森の木々を切り倒しては船を造り、
海に出だすと、多くの生き物を殺し始めました。
また、地を掘り、金属を手にするようになります。
特に青銅や鉄は武器となり、金にいたっては
人間の欲をさらに刺激してしまうのでした。
人々は信じあうことを忘れ、
争いも激しくなり、大地は血に染まっていきます。

(まさに今の人間界…、現代社会です!)

こうなってしまうと、アストレアの正義の天秤は、
「悪」に傾くばかりです。
これまで正義を説き続けた女神アストレアも、
ついには人間を見限ってしまい、
天上界へと帰っていってしまったのです。

アストレアから自分を見つめなおす…


アストレアは、
ずっと警鐘を鳴らしてくれていたのに…。
それに応えることが出来なかった人間たち…。
今、我われ人間たちがどうあるべきなのか…。
日々を、どう過ごしていかなくてはならないのかを
考えさせられますね。

この女神・アストレアの姿が
星座となったというのが、
乙女座のモデルとなったもうひとつの説です。
個人的には、この正義の女神・アストレアの姿が
乙女座となった…。
というのが、しっくりいった感じでしょうか…。

そして、正義の女神・アストレアが使用していた
『正義の天秤』も天にあげられ星座となりました。
これが天秤座です。

アストレアが乙女座のモデルと仮定した場合、
『正義の天秤』は星座となっても、
乙女座であるアストレアの隣で輝き続け、
空から私たちに正義の尊さを
教えてくれているような…。

(Justice!ジャスティス!)
(う~ん。今回は本当に考えさせられます!笑)

アストレアと共に善悪をはかり、
悪を改めるよう諭し、
人々を正義に導こうとした天秤。

聡明さや希望を持ち、苦境から開放しようとする力。
まさに星座石の意味合いともつながります。
天秤座の星のもとに生まれた方は、そのような力を
持っておられたりするのでしょうか…。

実を言うと私…。
天秤座なんです。
私にはそのような力が、備わっていない…。
残念です…。
ただただ、ゆらゆら揺れてる
未熟者なので精進します!

次回は黄道12星座の8番目にくる
『蠍座』の神話を紹介したいと思います。

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星座ものがたり 第4話 『天の川銀河』
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