鉱物と暮らしのアイデア帳

【鉱物と暮らしのアイデア帳】星座ものがたり 第9話 乙女座 ~星座にまつわるギリシャ神話と天然石~

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こんにちは。
オンラインショップ担当の畑です。

星座にまつわる神話を中心に
守護石となる星座石の紹介をしています。
前回は、獅子座の神話と星座石の紹介をしました。
本日は、黄道12星座の中でも6番目にくる
『乙女座』について調べましたので、
紹介していきたいと思います。

乙女座を探すには…

春の夜、南の空に『乙女座』は見えます。
探し方は『春の大曲線』から
見つけ出すのが簡単なようですね。

北斗七星の柄杓になっている柄の部分を、
その曲がり具合に沿って線を延ばしていきます。
すると、オレンジ色に力強く輝く、
うしかい座のアルクトゥールスにぶつかります。
更にこの星から曲線を延ばしていくと
青白くて明るい星に出会います。
これが乙女座のスピカです。

北斗七星の柄杓の柄の先から
この2つの星を繋ぐ緩やかな弓なりの曲線が
『春の大曲線』になります。

『春の大曲線』を形成するスピカは、
白く輝いていることから真珠に見立てられ、
『真珠星』ともよばれていますが、オレンジに輝く、
うしかい座のアルクトゥールスとともに
『春の夫婦星』ともよばれています。

『乙女座』は、全天で2番目の大きさとなる星座で、
広範囲に星が散らばっている上に、
明るい星が少ないことから
全体像をつかむのが少し難しいので、
『春の大曲線』からスピカを見つけだすことで、
その位置をつかむ事ができます。

また、『春の大曲線』以外にも、
スピカはうしかい座のアルクトゥールス、
獅子座のデネボラとともに
『春の大三角形』も作っているので、
これを目印に『乙女座』を
見つけだすこともできますね。

乙女座の守護石となる星座石も
複数割り当てられております。
その中でも代表的なものとして
二つをあげさせていただきます。
それぞれに石の持つ意味合いもあるので、
一緒に下記でまとめております。

乙女座(ヴァルゴ) 8/23~9/22
星座石・・・カーネリアン、サファイア

【カーネリアン Cornelian】

和名…紅玉髄(べにぎょくずい)
力強さと勇気を与える、実力発揮の石

〈カーネリアンの商品はこちらをクリック〉

【サファイア Sapphire】

和名…青玉 / 蒼玉(せいぎょく / そうぎょく)
繁栄と成功を引き寄せる、冷静さと明晰さを与える、
憎悪を静める

〈サファイアの商品はこちらをクリック〉

☆乙女座にまつわる神話☆

それでは、乙女座にまつわるギリシャ神話について、
お話をしようと思います。
乙女座のモデルとなるこの乙女は誰?
というところですが、調べてみたところ
色々な説がありました。

では、どのような説があったのか…。
①正義の女神・アストレア
②農業の女神・デメテル
③農業の女神・デメテルの娘であるペルセポネ

どうやらギリシャ神話では、この乙女が誰なのか、
はっきりと確定することができないようです。

①説のアストレアのお話は、
次回予定している天秤座の神話の中で出てくるので、
今回は②説のデメテル、③説のデメテルの娘である
ペルセポネのお話をしたいと思います。

神々の系図に驚き!

デメテルは、ギリシャ神話でオリンポス十二神の中に
あげられている農業の神です。
そして、ペルセポネは農業の神デメテルと
大神ゼウスとの間の娘になります。

(きました!やっぱりゼウスです!)

無知な私がこうして記事を書いていくには、
当然に色々と調べなくてならない訳ですが…。
今回、この乙女座について調べていくうちに
気づいたことがありました。

神々の系図をみて分かったことですが、
大神ゼウスとこの農業の神デメテルは
なんと、姉弟だったのです…。

そして、私をさらに驚かせたのは、
これまで何度もでてきている
ゼウスの正妻ヘラとの関係です。
嫉妬深くて、怒らせると怖いヘラもまた、
ゼウスと姉弟の関係にあったのです。

(これには驚いた!)
(やっぱ、全知全能の神ゼウスはすごいです!)

あまりにも驚いたので話が逸れましたが、
話をもどしますと、この神話は冥界の王ハーデスが
ペルセポネに思いをよせたことから始まります。
そして、冥界の王ハーデスはペルセポネを妻にし、
冥界に連れていこうと考えるのです。

冥界に連れ去られた娘

ペルセポネの母である農業の女神デメテルは
当然、可愛い娘を冥界などに
連れていかれるわけにはいきません。
そこで、デメテルはペルセポネをシチリアに隠し、
ニンフたちにも娘を守るように言いつけるのです。

ニンフとは、ギリシャ神話に登場する
下級女神(精霊)で、山や川、森や谷に宿り
これらを守るもので、歌と踊りを好む
若くて美しい女性の姿をしていると言われています。

というわけで、ペルセポネを隠されて、
怒ったのはハーデスです。

(ギリシャ神話の場合、この展開は嫌な予感が…。)

ある日、ペルセポネが野原で
花を摘んで遊んでいた時のこと。
突如として、目の前の大地が二つに割れたのです。

ゴゴゴゴゴ…

(ほら来た!やばい…逃げろ!ペルセポネ!)

割れた大地から現れたのは、
四頭の黒馬に引かれた金色の馬車。

その馬車には青白い顔をした男が乗っていました。
それは、まぎれもなくハーデスだったのです。

(冥界の王、恐ろしい登場の仕方です…。)
(ビビリます…。顔、青白いし…。)

突然のハーデスの登場に、
ペルセポネも怯えてしまい、
逃げようにも逃げることが出来ず、
そのまま冥界のへと連れ去られてしまうのでした。

冥界の王の仕掛けた罠…

娘のペルセポネがさらわれたことを知り、
母デメテルは深い悲しみに陥ります。
農業の女神であるデメテルの深い悲しみにより、
春が来ても草花は芽を出さず、
1年中冬のようになってしまい、
農作物が育たなくなり、
実りを得られなくなってしまいました。
すると人々は飢えにより死ぬものも出てきたのです。

この惨状をみた大神ゼウスは動き出します。
ペルセポネを母デメテルのもとに戻すよう、
兄であるハーデスを説得するのです。
そして、ペルセポネは母デメテルのもとに
戻ることができるようになります。

(冥界の王ハーデスは大神ゼウスのお兄さんです。)
(この兄弟はなんとかならないものでしょうか…。)

母と娘は再会し、共に喜びました。
すると草木は芽を出し、
作物も実るようになったのです。

しかし、事がうまく運びすぎているこの展開。
実は、裏で冥界の王ハーデスの罠が
仕掛けられていたのです。

ハーデスは、ペルセポネが母のもとに戻る際に、
お詫びとしてザクロの実を渡していたのです。

『悪かった…』
『帰り道、これをお食べなさい』と…。

(こんな感じでしょうか…。)

ペルセポネも何の疑いも抱かず、
このザクロの実を食べながら帰っていったのです。

案の定、このザクロの実に問題がありました…。
冥界のものを口にしてしまえば、
冥界でしか過ごすことが出来ないという
決まりがあったのです。
そして、ペルセポネはそのようなこと、
何も知らずに食べてしまったのです。

再会と別れが、四季の始まりとなった

その後、ザクロの実を口にしたことが発覚します。
ペルセポネは冥界で過ごさなくては
ならなくなってしまったのです。

母デメテルは大神ゼウスに、
娘がなんとか冥界に行かなくてすむよう、
お願いをするのでした。

姉からの願いに、ゼウスも他の神々と相談します。
結果、ペルセポネはこのザクロの実を
4個食べていたので、1個につき1ヶ月と考えられ、
1年のうち4ヶ月は冥界で過ごすよう
決定されたのでした。

娘が永遠に冥界に行くことは
免れることが出来ましたが、
娘のいなくなる時期になると、
母である農業の女神デメテルの悲しみは
深くなります。

春になると再会を喜び、
野には草花が芽を出しますが、
ペルセポネが冥界に戻ってしまう冬には草木は枯れ、
農作物が育たなくなり、
実りを得られなくなってしまうのでした。
これが、四季の始まりだともいわれています。

親子が乙女座のモデルといわれる所以

母デメテルが娘を思い、心配している姿が星になり、
星座となったと言われています。

また、この乙女座は
右手に「エルアの葉」と呼ばれるナツメヤシの葉、
左手には「麦穂」をもっている姿で表されています。
「麦穂」は大地の恵みを表していることから、
農業の女神デメテルであろうといわれています。

一方、乙女座というだけあってか、
母であるデメテルは乙女ではないがゆえに、
娘のペルセポネではないかともいわれています。
農業の女神を母に持っていた以上、
母と一緒に農耕を伝えていたと考えるのも
妥当だと思われます。

農業の女神デメテルの使者として
世界中に穀物の種をまいて回ったと伝えられる
トリプトレモスに、母と二人揃って、
麦穂を手渡している様子を示したレリーフが
実際に残っていることからも、
農耕への関わりは大きかったと思われます。
その観点からも、この乙女座の姿は
ペルセポネであるともいわれています。

娘を思う母の姿…。
なんとしても母と一緒にいたいと思う気持ち…。
いずれにしても、
そんな目的を果たすための勇気と力強さ、
あきらめることなく目的の達成を引き寄せる力、
星座石の意味合いともピッタリきます。
乙女座の星のもとに生まれた方は、そのような力を
持っておられたりするのでしょうか…。

次回は天秤座について、お話をしようと思いますが、
本日の神話の話の冒頭で、お話したとおり
もう一人の乙女座の候補となる、
正義の女神・アストレアのお話になります。

天秤座生まれの方はもちろんですが、
乙女座生まれの方にも、
是非とも見ていただきたいと思います。

《他の星座記事はこちら》
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星座ものがたり 第1話   牡羊座

星座ものがたり 第2話   牡牛座 前編
星座ものがたり 第3話   牡牛座 後編
星座ものがたり 第4話 『天の川銀河』
星座ものがたり 第5話   双子座
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